パチンコ屋の空間 3
「苦心してつきとめた犯人は?・・・
ベニヤと湿度のいたずらだった。
つまり、客がいる間は一定の湿度を保っている。
それが深夜、だれもいなくなってしまうことでカラカラに乾そうして、盤面が収縮してしまい、クギをポンと1センチも押し出してしまう。」
・・・つまり、これだけの高密度のなかでは、人間の呼吸だの汗だのによって湿度が上昇し、その湿度がクギを一センチ盤面から押し出すだけの、いわば独立変数として存在しているのです。
たしかに「怪談じみた」話にはちがいないですが・・・
空間利用がここまで極限化してくると、こうした事態が発生しても不思議ではないのです。