オペラは王の気晴らし? その1
オペラそのものが王の気晴らしにどれほど役立ったかは疑わしいが、側近たちの努力は、たとえば、今日「喜遊曲」あるいは「ディヴェルティメント」という呼称で知られ、モーツァルトによって多用されて以来、ストラヴィンスキー、イベール、バルトークなど20世紀に至るまでほとんど忘れられていた「気晴らしの音楽」が、リュリの時代すなわちルイ14世の時代、オペラの幕間の余興として、あるいは、オペラの筋とは関係なく用意された牧歌的情景、神の降臨、地獄の情景など、とりわけ見世物的な情景を演出する音楽として考え出された形式であることによって知ることができなす。
クリストフ・ワイキューブによると、王を気晴らしによってオペラ座に引き止め、彼が"内なる部屋"に帰ってゆかないようにするための、側近たちの気くばりの名残りだそうです。